2013年10月3日木曜日

子どもたちの嬉しい罠にはまった日。

北澤潤八雲事務所、北澤です。月に1,2回のペースでマイタウンマーケット実行委員会議に出席して運営サポートをするために新地町に通っています。

昨日、10月2日(水)18:30からマイタウンマーケット実行委員会議がありました。
前回の会議で次回マイタウンマーケット開催時期が12月に決定。早速、内容を考えようということで、今回は子どもたちが考えた企画内容の発表が行われました。

これまでは子どもたちのアイディアを出し合うところから企画書にして発表の準備をするまで私がサポートしていましたが、今回は子どもたちが考えてお母さんたちがサポートする形でアイディアを考えました。「子どもたちでイチから企画づくりをやってみる」というお題がでた前回の会議から2週間、果たして発表できるところまで考えられたのだろうかと内心ドキドキでした。

会議がはじまる1時間前に、小川公園仮設の集会所に到着すると、ドタドタと足音が聞こえます。中では子どもたちが遊び回っていました。まさか、、。

「発表の準備できてるの?」と聞くと「え!?今日発表するの?」「聞いてないよ!」「やってない!」と騒ぎ始めました。2週間前の会議でのお題なんて忘れてしまってもしょうがないか、と思いつつ少しがっかりしました。

こうなったらあと1時間でやるしかない。よしやるか、とホワイトボードに向かおうとしたその時、子ども実行委員長のみくがホワイトボードをくるっとひっくり返してみせました。




すると、ずらーっと並んだアイディアの数!!
これには驚きました。彼らは自分たちで事前にアイディアを出し合う「子ども実行委員会議」をちゃんとやっていたのでした。「もしかして企画書も発表の準備もできてる…?」と聞くと「当たり前じゃん!」と返ってきました。私が来たのを見計らって、遊び回っているフリをしたようです。まんまと騙されてしまいました。



その後、実行委員の大人メンバーが次々と集まってきて会議がはじまりました。私としては、はじめて子どもたちの企画を事前に知らない状態での実行委員会議。どんなアイディアがでてくるのか期待が高まります。彼らは、発表にも慣れたもので難なく自分の考えた企画を発表していきました。(企画内容は改めてブログでお伝えします!)



子どもたちの企画発表をうけて、実行委員の大人メンバーがそれを実現するための方法をその場で話し合っていきます。あーでもないこーでもない、わいわいと話をしながら盛り上がり、そのうちに大体の準備のイメージができていきました。自分のアイディアを聞いて、すぐさまどうやったらできるか一緒に考えて楽しんでくれる大人たちがいる、子どもたちにとって何よりも良い創作環境になっている気がします。





まずは色々と実験して見本を作ってみようということになり、来月までにそれぞれ企画実現にむけた実験をして、次回の会議では作ってみた見本をみながらマイタウン当日までの準備の進め方を決めることとなりました。

子どもたちはマイタウンマーケットの核となる企画を考えて、大人がそれを実現するサポートをしつつ、さらに盛り上げるための大人企画をつけ加える。運営サポートの我々は企画のアドバイスや、ポスターをつくるためのデザイナーとのやりとりなどを担当。それぞれが役割をもちつつも当日はみんなの力でつくりあげる。年代や地域を越えたマイタウン流の創作方法ができてきたんだなぁと改めて感じた良い夜になりました。

(北澤)