マイタウンマーケットについて

MY TOWN MARKET

《マイタウンマーケット》とは、仮設住宅の中に「一日限りの手づくりの町」をつくりあげる行事です。ベースとなるゴザを編むところから仮設住宅の集会所を拠点にはじめ、対話の中で参加者を募っていきます。集まったみんなで一緒につくりたい「町のパーツ」を考え、選び、そのひとつひとつを《マイタウンマーケット》における「お店」として計画します。子どもから大人までたくさんの世代の人びとが計画実現のために恊働し、準備を重ねた集大成として一日限りの小さな町が仮設住宅に生まれます。当日はどなたでも自由にこの「町」を訪れることができます。

 現在までに第1 回(2011 年7 月10 日)、第2 回(2011 年10 月10 日)、第3 回(2011 年12 月28 日)、第4 回(2012 年4 月28 日)と定期開催してきた《マイタウンマーケット》の中で、カフェ、スーパー、コンサートホール、映画館、博物館、ブティック、レストラン、銭湯、チョコレート屋、プラネタリウム、道場などたくさんの「町のパーツ」が地域の方々の力で手作りされてきました。それらは地域に元からあるものもあれば、なかったものも、また今回の震災によって失ってしまったものもあります。それらを一日限りのあえて簡易的な造作でつくりあげる《マイタウンマーケット》は、町の過去、現在、未来を想う気持ちを表現する場となることで、あらゆる人びとの「心の復興」を支え、促します。現代美術家の北澤潤が発案し、自転車旅人の西川昌徳がコーディネーターとなりはじまったこの「マイタウンマーケット」は新地町小川公園応急仮設住宅での活動を継続しており、運営主体のマイタウンマーケット実行委員会は世代の垣根を越えたコミュニティを形成し、地域の新しい文化行事として人の繋がりと町の賑わいを創出しています。


主催:マイタウンマーケット実行委員会
協力:新地町社会福祉協議会,しんち町生活支援ボランティアセンター
助成:赤い羽根「災害ボランティア・NPO活動サポート募金」
企画協力:北澤潤八雲事務所 www.junkitazawa.com































photo by Yuji Ito