いよいよ、第11回マイタウンマーケットのお知らせです!
今回も素敵なポスターができました。毎回デザイナーさんとアイデアを出し合ってつくってきたこのポスター、今回はマイタウンマーケットの舞台である小川公園仮設住宅がポスター全面にあしらわれています。私はこれまでポスターのキャッチコピーを担当してきましたが、11回ともなると「ネタ切れ(!)」を超越し、マイタウンらしいコピーが瞬時に頭に浮かぶようになってきたような、そうでもないような。
今回のコピーは、
「わくわく。いきいき。小さな町で元気になる。これまでも。これからも。」
になっています。
これまで10回にわたり小川仮設を舞台にしてきたマイタウンマーケット。本当にたくさんのドラマがあって、思い出しただけで、笑えて、泣けて、怒って、すっころんで、しまいそうな喜怒哀楽がぎっしり詰まった「私たちの町」。
そんなマイタウンマーケット、この小川仮設での開催は今回の第11回で最後となるかもしれません。いま新地町は復興にむけて大きな変化の時期を迎えています。住宅移転地にみるみる新しい住宅がたちはじめ、仮設住宅から生活が移ろうとしています。聞いた話によればこの小川仮設は、岩手、宮城、福島の仮設住宅のなかで最も早くできた仮設。この仮設の歴史とともに、「一日の手づくりの町」を創作しつづけてきた、マイタウンマーケット実行委員会の子どもも大人も少しずつ、生活のあり方が変わろうとしているんです。
実は前回の第10回を開催する前に、「今回で終わりになっちゃうのかな」という不安と、「仕方ないよね。」という思いが、少なからず私たち実行委員の中にはありました。そんな中、初春の「第10回マイタウンマーケット」は盛大にひらかれ、横山実行委員長も「今回はいままでの中でもかなりよかったなー」と自画自賛するほど(僕もそう思います。)、素敵な3時間となりました。打ち上げの席では、マイタウンマーケット子ども実行委員長の引き継ぎ式が感動的に行われ、誰ひとりとして「マイタウンマーケットの終わり」について話すことはありませんでした。やっぱり私たち自身も、そして足を運んで下さる皆さんも一緒に「小さな町で元気になる」んです。その空気感はとても愛おしく、離しがたい。震災が起きてから、3年。たくましすぎるほどに成長した子どもたちのアイディアがたくさん詰まった「マイタウン=小さな町」は、震災でカタチを変えざるをえなくなった「大きな町=新地町」をささやかながら「元気」にしてきてくれました。
そして、マイタウンマーケットの「元気にする」ちからは、新しい町になっても、仮設から離れても、もっといえば日本中、世界中のどんな町でもきっと必要なはず。まだどんな形になるか、できるかどうかも分かりませんが、実行委員みんなで小川仮設から離れてもマイタウンマーケットを続けられる方法を考えているところです。だから意識的に、いやいや、いつの間にか「第11回マイタウンマーケット」をこれまで通り開催することにしました。区切りのいい「第10回」で小川仮設でのマイタウンを終えるのではなく、「これから」への第一歩を想像させるような「第11回」で小川仮設でのマイタウンマーケットを締めくくりたかったのかもしれません。
先のことなんて分かりません。こう言いながら春あたりに平然とまたマイタウンマーケット開催のお知らせをしている気もいたします。でもでも、「小川仮設でのマイタウンマーケット」をまだ体験できていないみなさん!「次があるから」なんて悠長なことはおっしゃらずに、早めに夏休みの宿題に手をつけて、早めのお盆休みをゲットして、「今しかない」マイタウンマーケット、この3時間の微笑ましい「町」にぜひ足をお運びください。あつい真夏のマイタウンです。熱中症対策は万全に。
マイタウンマーケット実行委員
北澤潤
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仮設住宅に「手づくりの町」をつくる文化行事
第11回マイタウンマーケット
2014年8月9日(土)
午前11時から午後2時まで
福島県相馬郡新地町
小川公園応急仮設住宅
雨天時は翌日10日(日)に順延
(開催の有無は当日朝ホームページにてお知らせします)
JR亘理駅から代行バスで新地町役場まで約1時間
新地町役場から車で5分(徒歩20分)の総合運動公園内
※お車でお越しの方は「来客用駐車場」をご利用ください
【今回のみどころ】
■学校美術館
■おみくじクレープ
■キャラクターランド
■ハムスターショップ
■妖怪レストラン
■和風喫茶
■銀行
■カフェ
■屋台村
主催:マイタウンマーケット実行委員会
協力:新地町社会福祉協議会、しんち町生活支援ボランティアセンター、小川公園応急仮設住宅自治会
お問い合わせ
Tel:090-3649-6534
(マイタウンマーケット実行委員会代表:横山 隆)
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