2011年6月6日月曜日

マイタウンマーケットへの準備はじまる
































2011年6月6日 日曜日

マイタウンマーケットに向けた準備がはじまった。
場所は福島県相馬郡新地町の小川運動公園仮設住宅。
短く今日のことをまとめておこうと思う。

土日のボランティアセンターはとても忙しく、100名以上のボランティアさんを送り出す怒濤の朝を終えて一息つく。だいたい9時30分頃。今日はさらに忙しい。仮設住宅の自治会長さんと決めたスタートの日。すぐさま関東で準備してきた材料をセンターの軽トラックに積み込み。近くの寺島夕子さん宅に伺う。すでに準備を整えてくれていた。今日は私が全体の場作りとラグ編み担当、夕子さんが珈琲出しの喫茶担当と役割分担は単純明快だ。

車で五分、仮設の集会所に到着して場を設える。シートを敷いて、コンテナを積み、テーブル、椅子、パラソル。マイタウンマーケットの文字が浮く看板、ラグ製作用の木枠を作って横たえる。新地小学校に避難していた人が多くここにいるので準備中から数人の方が声をかけてくれる。

ラグ作りの前に昼食を食べていると子どもたちが7人ほどやってきた、そのうち2人は見たことがある顔だった。昨日も集会所で遊んだらしい。さっそく意気投合して、昼食終わったら手伝うから呼んでよ!といって集会所の中にあるチェスをはじめた。

縦糸を木枠にひたすらはりつけていく。ガムテープをちぎる人、縦糸を張る人、はさみで切る人、なんとなく効率的なようなチームワークがつくられるが特に私は何も言っていない。作ることを焦るわけではないので手探りでいいと思う。夕子さんが持ってきたシャボン玉をお駄賃代わりに作業そっちのけで戯れるのもいいし、マイタウンマーケットのイメージ図を見ながら明日やろうよ!とか無茶な想像もかまわない。

そのあと自治会長さんがきて、近くの人が出てきて、仲のいいおばちゃんたちがいつのまにか周りにいて、珈琲をのみながら私の編みっぷりを先輩目線で眺めている。
元々、このプラスチックのバンドを素材にしようとおもったのも2ヶ月前に新地小学校で布をつかっていたときに、私はプラスチックのバンドをつかってなんでもつくっちゃうのよ、と話を聞いたのがきっかけだった。

縦糸が張り終わると、横糸を織り込んでいく。そうなると自治会長さんも編み物好きだというお母さんも、途中から喫茶担当できてくれていた夕子さんの友人、みゆきさんも編み始めていた。きづくと夕方近くになっていて今日は片付ける。明日からの集会所の管理について自治会長さんと相談する。集会所にコンテナにまとめた荷物を置いて、明日に備える。

センターに戻るとすでに夕方のスタッフミーティング中。おくれてしまった。センター長から特別機動隊北澤くん、報告をおねがいします。と言われ本日の状況を伝えた。明日は平日だから今日とは状況も変わるだろう、という予測も含めて。

集会所を片付けているときに放送で流れた竜巻警報について、これで竜巻なんてきたら仮設ふっとんじまうよと冗談まじりに皆さん話していたが、そういえば特に何もなかった。



北澤潤




0 件のコメント:

コメントを投稿